【「MAST Asia 2019」大抗議のまとめ】

安保関連法に反対するママの会@ちば

【「MAST Asia 2019」大抗議のまとめ】
長文です。悪しからず、ご容赦を。

2019年6月17日から19日の3日間、幕張メッセで開催された武器見本市「MAST Asia 2019」への私たちの抗議行動については各日ごとにレポートを上げておりましたので、そちらをお読みいただければ幸いです。

初日のメッセ前での大抗議アピールの230人を中心に抗議行動への参加者は3日間で延べ300人余りでした。
平日であり、都心から離れた場所にこれだけの皆さんが抗議に集まったという事実は私たちを勇気付けてくれています。

さて、今回、私たちが特に問題視していることが2点あります。

[① 会場内では堂々と商談が行われていた]
防衛省・外務省・経産省が「MAST Asia 」に後援を出しています。
商行為のイベントには後援を出さない決まりがあるのだから、後援すべきではないと私たちはこの3省に申し入れてきました。
それに対し国側は初めは
「MAST Asia の会場内では商談は行なっていません」と回答しました。

が、そうではないという事実を私たちが提示したところ次には、

「会場内の各ブースで出展企業が商談を行なっているかもしれないが、それはその企業が勝手にやっていることである。我々は主催者である「MAST Asia 2019 実行委員会」から出された大会趣意書および後援申請書に基づいて審査をしており、そこには商行為をするとは書かれていないから、後援を出すことに問題はない。
また、「会場内で行われているのは『商談』であって実際にその場で『物』の売買をしているわけではないから、商行為とは言えない」という強弁でした。

今回の開催期間の最終日、会場内に入った私たちのメンバーが実行委員長の森本敏氏と会場で偶然会い、直接話しをする機会を得られました。
当会メンバーが「この会場内では商談が進められているのですよね」と聞くと、森本氏は「その通り、商談を行なっている」との旨を答えました。

防衛省の「各ブース企業がやっていることで、主催者には商談をする場との認識はないから、後援を出すことに問題はない」との回答は成り立たなくなりました。

 

[② 初日17日の報告として投稿してありますように、一般入場者への規制が不当になされました]

「オープニングセレモニーの最中に大声をあげて抗議をした人が居た為に入場の規制をした」
との説明が一部でなされているようですが、それは事実ではありません。

私たちの会のメンバーは事前に入場を申し込み、オッケーの返信メールを受け取り、当日10時45分頃に受付に行き、そのオッケーメールに付されていたQRコードを示し、入場パスも発券されました。
二人目のメンバーのパスが発券された直後に受付で動きがあり、突然ストップがかかりました。
先にパスを受け取っていたメンバーのものも返却するようにと言われました。

この段階ではオープニングセレモニーは始まっていませんし、私たちも何の騒ぎも起こしておりません。
複数名で受付に行ったため、「抗議行動を行うグループ」であると主催者側が見做したものと推測されます。
もちろん私たちは会場内で抗議行動をするつもりは全くありませんでした。
(オープニングセレモニーで大声をあげて抗議をした人と私たちの会は一切、何の関係もありません)

オープニングセレモニーを挟んでいたため、なぜ私たちにパスが出されないのかの理由を聞かされるまでには1時間以上が経過していました。
その理由とは、
「これはビジネスの場として開催している。よってビジネス関係者以外の入場は断っている」と。
しかし事前に申し込んでいた時には「所属先無しの一般人」と書き、オッケーが出ていたのですから、この理由には納得がいきません。
また、私たちのメンバーではありますが、そう(抗議グループの一員)とは見做されなかった者は「一般人」の資格で入場ができています。
「ビジネス関係者に限っている」が後付けの理由であることは確かです。

さらに①で書きましたように、このイベントを「ビジネスの場」であると主催者側が認めてしまっているというオチもあります。

幕張メッセには県と千葉市のお金が維持管理に用いられてきています。

県民・市民が会場内を見るのは当然の権利であると考えますし、市議・県議に至っては、私たちから開催中止を求めての請願が出されている以上、視察をするのは当然のことではないでしょうか。

にもかかわらず、その市議・県議の視察も拒絶した今回の主催者の対応は不適当であり、貸し出した県がその対応に指導を行わないのも問題であると考えます。

今回の、入場を認めようとしなかったことへの強い抗議と、次回11月の武器見本市「DSEI JAPAN」への視察の保証を県には申し入れていきます。

17日の大抗議アピールには本当に多くの皆さんにご参加いただき、メディアでも報じられました。
17日夜のチバテレビのニュースでは、この抗議アピールを行なったのが私たちの会の他に「共産党会派の県議一行」との説明が流れました。
これは事実と異なる誤報であることをチバテレビに申し入れました。

また、この大抗議には機動隊が出動したとのツイートもありました。
そのような事実もございません。

この抗議行動をさらに大きくしていくために皆さんお一人おひとりの発信がとても効果的です。
ただ、事実に基づかないものがSNSでは散見されます。
意図してか否か。
フェイクな情報を見過ごさずにいこうと思っておりますので、皆様もお気づきになられたものがあればお教えください。

 

間もなく参院選が公示になります。
候補予定諸氏におかれてましては、武器見本市が開かれていること、武器輸出三原則が撤廃されたことなどの適否をぜひ演説内で触れていただき、武器の廃絶へと世論が高まっていくようにお力添えをお願いしたいと思います。


3日間のアクションを多方面のメディアが報じてくれています。
NAJAT代表の杉原氏が一つに纏めてくださっています。
https://www.facebook.com/100000111954229/posts/2749287318418306?s=100001667489125&sfns=mo

 

(facebook  Mさんがシェア)