【Hさん渋谷ハチ公前一人街宣続報】
再び、渋谷ハチ公前での週末におけるHさんの一人街宣のレポート続報。
話を聴いていた若者のうちの何人かに話し掛けて、ああいう安倍政権はヤバいから選挙行こう、という話をどう思ったか聞くと、立ち止まって聴いていた若者はやはり高確率で賛同していて、違うと思う、スタイルが違う、みたいな意見の子でも「そんな考えもあるんだあ」くらいには関心を持っている様子だった。
そして、その中でも、特に積極的に賛同していた若者に詳しく聞くと、結構国内政治の現状にも詳しかったりする。それでも、自分でデモや国会前の集会に参加した事はない、と言う若者が大半。
それで、「よく知っているねえ」とこちらが言うと、大学で政治を学んでいるとか、自身がハーフだと言うバットマンのお面を付けて宣伝を自主的に手伝い出した男子などは、周囲の無関心そうな渋谷ハチ公前広場にしゃがみ込んでたむろする若者達とも普通に交流しつつも、Hさんを邪険に扱う同世代には「頭おかしい」と怒り、「随分、積極的に手伝うねえ」と私が言うと「おばあちゃんだから」と耳打ちしてきた。
若者は、自分達のプレイグランドで話されている話はフラットに聞く。まだ頭がそんなに凝り固まっていないし、いろんな考えがあるにせよ柔らかい。
そこにどうやって入り込むかなのだろう。
いくら渋谷ハチ公前で安保法案反対とか特定秘密保護法反対とか言ったって、あれはむしろ若者の場所を占拠して近寄れなくして大声で叫ぶ形になる。それも意味なくはないし、仕方ないけれど、それだと避ける子も多いんだ、と最近実感するようになった。
むしろ彼らがよく行くクラブやライブハウスの中、若者主体でごった返している時のハチ公前で、おばさんみたいに安倍政権ヤバいよ、選挙行かなきゃダメよ〜、と騒いでると、取り敢えず立ち止まって話を聞いて、彼らなりにそこで一から考えている。
ハードコアバンドのライブに誘われて、渋谷の老舗クラブであるハーレムにHさんと共に招かれた時もあったが、彼女はそこでも若者の人気者、そして選挙に行かなきゃあなた達ダメよ、と受付のスタッフにまで説得しにかかり、しっかり記念撮影まで頼まれるのだから大したものだ。
市民派界隈で言われている主張と、一般社会で暮らしている人が目に出来る文化が乖離している問題も大きいと感じている。
実際、リベラルな考えなんてのは、かなり今ある社会に疑問を抱いていても、特定の世界と繋がるまでほとんど耳に入って来ない。ネトウヨ的で政府与党にすり寄ったような考えの方が圧倒的に多くの人の耳目に入りやすい。
Hさん曰く、一人では手が足りないので、一人でも頑張っているおばさんもいるよお、とみんなに拡散して、見に来たり手伝ってくれる人も欲しい、との事。
一人でされている事なので、予定の確実性は私も保証し兼ねるが、基本は毎週末土日には渋谷ハチ公前に来ているよう。
私は、実際忙しいので全面的な協力はし兼ねるが、行った時には半分サクラ要員という感じで、傍観者を装いつつ、話を聴いていた若者に話し掛け、私の口から答えれる範囲で彼らの疑問や質問に応じ、ちょっとごたついた時には仲介に入って彼らと知り合いになっておく、なんて事を少しずつしている。あくまで行けた時は、だが。
もっと協力者を必要としている様子ではあった。
(facebook Kさんの記事より)
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